ERE Step Forward Workshop
ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社様(以下「ERE様」)の社員を対象としたワークショップの企画・ファシリテーションを担当しました。
課題
ERE様は2024年4月に社名変更を行い、新たなスタートを切りました。
この節目となるタイミングで、改めて社員同士の交流を深め、ポジティブなマインドを醸成するためにワークショップを行いたいというご要望をいただきました。
施策
グループで対話しながら「理想のENEOSリニューアブル・エナジーの姿」を描き、そのために必要だと思うアクションのアイデア出しと、共感・応援でモチベーションを高めあうプログラムをご提案しました。
題して「Step Forward Workshop」。全8回に分けて開催し、計284名の社員の方々が参加しました。
クライアントと二人三脚でプログラムを設計
プロジェクト開始後、まずはERE様が抱えている課題意識や、ワークショップを通じて社員に得てほしいことをヒアリングし、ご提案と議論を重ねました。
また、大規模なワークショップになるため、設計・運営にはEREの方々のご協力が不可欠でした。
メインのファシリテーターはビーワークスが務めましたが、テーブルごとのファシリテーターにはEREの方々も数多く参加。
プログラムが固まってきた段階でEREの方々も交えてデモンストレーションを行い、社員目線・ファシリテーター目線の懸念点などを洗い出し、ブラッシュアップを続けました。
本番を滞りなく実施するため、会場の下見をして設備や雰囲気を確認するなど、オペレーション面も入念に検証しました。
プログラム内容
企業理念を咀嚼し、自分ごと化するICE BREAK
ERE様は「社員が⼤切にしていること」を「FORCE(Fun・Open Communication・Responsibility・Challenge・Expertise)」という言葉で表しています。
このFORCEに絡めて、自身の仕事に関するエピソードを共有するICE BREAKを行いました。
自己紹介を兼ねながら、企業理念のひとつであるFORCEを自分なりに咀嚼し、言語化することを狙いとしています。
また、参加者それぞれが持つ多様な考え方に触れることで、新たな視点を得る機会にもなりました。
未来に向けたアイデアを出し、お互いを讃えあうWORK
本編は3つのWORKで構成しました。
WORK1では「ENEOSリニューアブル・エナジーってどんな会社?」というテーマで、現在のERE様の風土や強み、課題を明らかにします。
WORK2では未来に目を向け「理想のENEOSリニューアブル・エナジーの姿」を描きます。
最後のWORK3では、WORK2で描いた「理想の姿」に近づくためのアクションアイデアを考えます。また、一人ひとりのアイデアに対して、グループメンバーから共感や応援の意思を表明します。
未来志向による前向きなアイデアを出し、お互いを讃えあうことによって、「社員同士の交流」と「ポジティブなマインドの醸成」という二つの目的を達成する設計になっています。
成果
全社員が会社の未来に向きあい、想いを新たにしただけでなく、「業務や役職が違っても、共通の目的に向けて情熱を持って働いていること」を認識する貴重な機会になりました。
結果、参加者アンケートでは97%の方に大変有意義だった/有意義だったと回答いただきました。
アンケートコメントの一部抜粋
- 今後EREが大事にしていくべきことに関して、グループ全員が似た言葉を選んだことが印象的でした。役職が違えど、似た意識・危機感を持っていることは、社員全員が同じ方向を向いてゴールを目指すために有利に働くと考えます。
- いろんな人の仕事への思いとかを聞けるとこちらもモチベーションアップにつながったので、非常にいい機会でした。
- 普段は目先の業務で手一杯になり、会社について考えることはほとんどないが、EREの良さや足りないことを普段関わりの少ないメンバーで共に考えることで、会社への関心が高まった。
※アンケートは参加者284名中225名が回答
ワークショップレポートの制作
経営層への報告と社員への共有のため、ワークショップレポートを制作しました。
社員の方々がアウトプットした「EREらしさ」「理想に近づくためのアクションアイデア」などを集計・考察し、それらをふまえた具体的な施策案をご提案しました。