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令和アカデミー倶楽部 プロジェクト

日本についての本質的な学びの場である「令和アカデミー倶楽部」。その設立に際し、ロゴ開発・Webサイト構築を担当しました。

Client

株式会社シルバーバックス・プリンシパル 様 / 株式会社アカデミー・オブ・ファースト・パシフィック 様

Role

コンセプト開発 / VI・CI / ワークショップ / 情報設計 / デザイン / イラスト / フロントエンド / CMS(WordPress)

まだ見ぬアカデミーの「本質」をいかに表現するか

令和アカデミー倶楽部では、日本の伝統や風習、歴史から学び解き、現代の自身の生き方へつなげていくことをテーマとした幅広いジャンルの教養講座を扱っています。講座のスタイルも、食文化の講座では実際にレストランで食事をしたり、街の講座ではフィールドワークをしたりと体験要素をふんだんに取り入れ、参加者が「楽しく学べること」を大切にしています。

また、表層的・散発的な知識の提供ではなく、一流の講師陣を集めて本質的かつ体系的に学べる場を提供することに価値を置き、そこに強いこだわりも持っています。そうした中で、令和アカデミー倶楽部が「既存のカルチャースクールとは一線を画す学びの場であること」を表現することが求められました。

しかしながら、プロジェクト発足当初はアカデミーの名称も決定しておらず、講座のラインナップも未確定で施設も未完成というステータス。素材として実際の講座の様子を見せることができないという制約の中で、どのようにアカデミーの世界観・イメージを表現するかが大きな課題でした。

また、今後幅広いジャンルの講座が増えていくことを想定し、さまざまな講座に柔軟に対応できるサイト設計と、運用ご担当者さまがスムーズに更新できるCMSの設計との両立も必要でした。

ワークショップを通じた深い理解で価値観を炙り出す

プロジェクト開始にあたり、まずは関係者の方々との対話を行い、事業が目指すビジョンや、大切にしたい価値観をすり合わせていく時間をしっかりと取りました。

ロゴを開発するプロセスにおいては、キーワードやモチーフの描かれた数百枚に及ぶカードを用いたワークショップを開催。これにより、プロジェクト内で役割が異なる関係者間の視点の違いから生まれていたズレも共通点も 踏まえながら事業への理解を深め、ビーワークスの第三者としての視点を組み入れることで活発な議論を生み出し、令和アカデミー倶楽部の輪郭を少しずつ炙り出していきました。

実際のロゴ開発では100種類以上の案の中から4種類に絞り込み、各モチーフに込めたストーリーやコンセプトと共にご提案。ロゴを決めるプロセスでもビジネス戦略・クリエイティブ戦略についての濃密なディスカッションを重ね、さらに事業のビジョンを鮮明にする機会となりました。

アカデミーの世界観をクリエイティブに落とし込む

Webサイト構築に際しては、ターゲット像や事業ビジョンを前提に、令和アカデミー倶楽部らしいデザインを細部まで追求。まだ見ぬ様々な講座が掲載されていくことを想像しながら、全体としてアカデミーの世界観でしっかりと束ね、かつ柔軟性も損なわないデザイン設計を実現しました。実装面でも、運用ご担当者様に丁寧なヒアリングを行い、現実的な運用を見据えながら負荷を最小限に抑えた設計でCMSの構築を行っています。

公開日:2020/10/26

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