「AI献立プランナー powered by Ajinomoto Co.」プロジェクト
味の素株式会社様の新規事業である、給食事業会社向けAI献立生成サービス「AI献立プランナー powered by Ajinomoto Co.」(以下、「AI献立プランナー」)。ビーワークスは開発主幹として、PoC開発から商用化に至るまでの要件定義、UI/UXデザイン、実装、運用保守、導入支援、カスタマーサクセス、販促支援等、プロジェクトの全般を担当しています。同サービスは2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。
Client
味の素株式会社 様
Role
要件定義 / プロジェクトマネジメント / 情報設計 / デザイン / ロゴ / イラスト / UI/UX / フロントエンド / バックエンド / システム開発 / カスタマーサクセス

給食業界の課題を解決する新規事業のパートナー
「AI献立プランナー」は、日本の食の現場と長年向き合ってきた味の素様が提案する、給食事業者向けの業務支援サービスです。給食業界では慢性的な人手不足が続き、栄養士一人あたりの業務負荷が増大しています。特に献立作成は、栄養バランス、原価管理、行事対応、食材の重複回避など複数条件を同時に満たす必要があり、多くの時間と専門性を要していました。また、業務が個人の経験や勘に依存しやすく、品質のばらつきや引き継ぎの難しさも課題となっていました。こうした課題に対し、各事業者が保有する献立・料理データを活用し、効率化と品質の安定化を両立させるDXサービスが「AI献立プランナー」です。
ビーワークスは、同サービスの開発主幹として参画させていただき、PoC(概念実証)フェーズから伴走を開始しました。
システム要件定義および開発を主導
開発にあたっては、味の素様が保有する栄養管理システムに加え、他社製の給食管理ソフト「Mr.献ダテマン」など、複数のシステムとの連携を行う必要がありました。ビーワークスは開発主幹として各関係者との密接なコミュニケーションを重ね、円滑なシステム連携を実現するための仕様定義を主導しました。また、連携先の栄養管理システムから生成された献立案に対し、食材・料理の重複、栄養素、原価等の条件を判定するロジックを構築。条件未達の場合は自動で献立の再生成を促す制御の仕組みの開発も行っています。
給食現場に最適なUIを実現
商用版のリリース前から、機能を絞ったベータ版が給食現場へ提供されました。そのベータ版を用いたヒアリングと分析を踏まえ、献立設定の入力負荷を軽減するために「カレンダー形式UI」への変更を行うなど、給食現場からのフィードバックにもとづく改修をスピード感をもって継続しています。献立生成画面では、自動生成した献立に対し、料理単位での個別差し替えをドラッグ&ドロップで行えるようにするなど、直感的な操作を意識したUI設計を行いました。

検証やデザインプロセスにおいてはAIツールを活用し、試作と改修サイクルの高速化を図りました。今後は献立生成機能に加え、操作を支援するエージェント機能の搭載も予定しています。
事業成長をトータルでサポート
サービス全体の品質向上を追求する対応やコミットメントを味の素様より評価していただき、商用版リリース後は、開発に留まらず導入支援やカスタマーサクセス、販促支援までをトータルで担当しています。
導入支援にあたっては、初期設定やデータ整形作業の自動化・効率化を進めることでサービス導入のハードルを下げ、複数の給食事業会社に順次利用していただいています。献立作成の業務負担を約70%削減する、という効果が実証されています(※)。
※給食事業会社との実証実験・参加企業の報告を踏まえた数値
2026年度グッドデザイン賞を受賞
「AI献立プランナー」は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
グッドデザイン賞公式サイト 受賞ギャラリー(新しいウィンドウが開きます)
【グッドデザイン賞審査委員による評価コメント】
「企業が自社のナレッジをAIに学習させて、新しい価値を生み出していくことは、AIの大きな可能性の一つであるが、その優れた事例として評価された。具体的には、味の素が長年間発してきた食のレシピを生み出すアルゴリズムを給食レシピづくりに活用している。食を通じたWell-beingの実現という味の素の企業としての理念を、食品メーカーとしての立場にとどまらず広げていく姿勢も評価のポイントとなった。給食での利用もすでにスタートしており、利用現場の拡大に期待する。」

味の素様のご担当者様も交えて実施した、「AI献立プランナー」プロジェクトチームよる対談記事もぜひご覧ください。
2026年度グッドデザイン賞を受賞! 正解のない新規事業開発を支える圧倒的当事者意識
また、ビーワークスが支援した味の素様の他プロジェクトについては以下をご覧ください。